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ハースストーン

ありがとうさようならナクスラーマス&ゴブリンvsノーム GvG編

《後編 ゴブリンvsノーム》

ナクスラーマスの呪い(以下naxx)編はもう見ていただけたであろうか。

満を持してゴブリンvsノーム(以下GvG)編の始まりだ。

その前に前回のおさらいをしよう。

ハンターが強すぎた。以上だ!

2014年12月8日に初のエクスパンションであるGvGが実装し、新しいカードパックがやって来た。追加カード123枚という量は、まさに新世界の幕開けだ。

参考:ゴブリンvsノームのカード (HEARTHSTONE MANIAC)

ゴブリンvsノームでまず思いつくのは、

大量に追加されたmechカードによるメカシナジー。

存在感が全くないノーム。

そしてDr.ブームである。

元来ハースストーンは奇数カードのパワーが弱かった

なのでそこになにを入れるかはまさに腕の見せ所であった。

しかしnaxxで実装された1マナの《エサゾンビ/Zombie Chow》、3/3/4のスタッツを持つ3マナカード、5マナの《ロウゼブ/Loatheb》……。

カードゲームにつきものであるインフレの波はハースストーンにも確かに来ていた。

そこに君臨したのが《ドクター・ブーム/Dr. Boom》である。

Dr.Boom

7マナ7/7というスタッツは平均値ながら、同時に出てくるブームボットが、ランダムに1~4のダメージを与えるという破格のスペック。

BoomBot

もちろん瞬く間にデッキビルドを席巻し、デッキを新しく組むときはまず《ドクター・ブーム/Dr. Boom》を入れるか入れないかから議論されるようになった。

カード汎用率を紹介する海外サイトHearthstone Elite Decksのレジェンドの部1位を今に至るまで更新し続け、最初に作るべきカードの座を揺るぎないものとした。

ちなみにこの《ドクター・ブーム/Dr. Boom》、原作WoWではチョイ役なのであるが、あまりのスペックの良さに原作をやっているユーザーから《イリダン・ストームレイジ/Illidan Stormrage》より強いのはおかしいと言われたりもした。

チュートリアルのボスでマルフュリオン(ドルイド)の弟でもある彼だが、ハースストーンではクローズドβを最後に活躍していないのでもう一花咲かせて欲しい。

《ドクター・ブーム/Dr. Boom》対策で《大物ハンター/Big Game Hunter》を入れることが必須になってきたのもこのときからであり、

プリーストのレジェンド《預言者ヴェレン/Prophet Velen》のような攻撃力が7以上あったせいで割を食うカードが出てきたのもこのときからだ。

さてそんな《ドクター・ブーム/Dr. Boom》であるが前評判も良かったかというとこれがそうでもない。

一番高かったのは《アーシネイター・トログザー/Troggzor the Earthinator》であった。

Troggzor the Earthinatorこのカードを構築で見かけた人が一体何人いるであろうか。

結局のところ、相手の行動を牽制するカードより、ただひたすら純粋な暴力をぶつける方が効果的なゲームになっていったということなのだ。

カード予想で特筆すべき事項がある。

海外サイトliquidhearthで行われた事前カードランキング予想で、StrifeCro1位Dr. Boom、2位Left Boombot、3位Right Boombotという完璧な読みをしてのけた。

世の中どこにでも慧眼の士はいるものである。

さて4マナ帯にも語らずにはおれないミニオンがいる。

もうお気づきだろう《手動操縦のシュレッダー/Piloted Shredder》である。

PilotedShredder

使ったことがない人は多分いないと思うので、このミニオンの強さは今さら言うべきこともないが、《センジン・シールドマスタ/Sen'jin Shieldmasta》《チルウィンドのイェティ/Chillwind Yeti》といったクラシックでお世話になった4マナにトドメを刺したのがこのカードである。

たまにハズレが出るのはご愛敬、とりあえず出しとけばなんとかしてくれるカードがここにもあった。

GvGのデッキを説明せずにカードの話ばかりしていてもなんなのでそろそろ本題に入る。

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GvG実装直後もやはり最強であった《墓掘り人/Undertaker》入りミッドレンジハンターであったが、ついに最後の日を迎えた。

2015/1/29のパッチ2.1.0.7628でついにnerfされたのだ。index

ブリザードも今まで再三nerfしないと言ってきた《墓掘り人/Undertaker》だったが、《ドクター・ブーム/Dr. Boom》と一緒に出したらブームボットの雄叫び効果で1/3/4の《墓掘り人/Undertaker》が産まれるという事実に気づいたとき速攻でnerfされた。そりゃそうだって話である。

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ミッドレンジハンター。feb15face

フェイスハンター。

なんというか、今(2016年1月)と何も構成が変わっていないのでコメントしづらい。

黄金期は過ぎ、ラダーの中堅に位置するヒーローとなった。

なおメックハンターなるものも研究されてはいたが、《殺しの命令/Kill Command》とシナジーがなくなるため日の目を見ることは無かった。

動物から離れられないヒーローである。

 

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GvG実装で特筆すべきは、ついに登場した強いデーモン種族である。

これに伴いzooとハンドロックにも変化が起こる。

従来のzooはfast型と呼ばれるようになり、ミッドレンジデーモンzooと、デーモンハンドロックが現れた。

その名の通りミッドレンジ型となったデーモンzooは、《ヴォイドコーラー/Voidcaller》から出てくる《マルガニス/Mal'Ganis》がまさしくエターナルである。

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ノーペナで出てくる《ドゥームガード/Doomguard》や卵割り要員にも使える《ヴォイドテラー/Void Terror》など、古くからあるカードとの親和性も抜群であった。

《インプァクト/Imp-losion》も実装され2ダメージしか与えられず発狂するzoo使いが頻発した。

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3/15として活躍する《ロード・ジャラクサス/Lord Jaraxxus》が見れるようになったのもこのときからである。

fastzoo界には日本独自の旋風が吹く。《海の巨人/Sea Giant》を入れたデッキに《エンハンス・オ・メカーノ/Enhance-o Mechano》を入れたzooをあかねこさんが発明する。

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疾風が付いた《海の巨人/Sea Giant》のおかげで逆転勝ちといったドリームを実現してくれた名デッキであった。

ハンドロックに入ったデーモンは今まで4ターンが経たないと行動が始まらなかったハンドロックの弱点を補填、旧来のハンドロックも《闇爆弾/Darkbomb》の登場でアグロに強くなり、《骨董品のヒールロボ/Antique Healbot》のおかげで強化された。

ここでも《ドクター・ブーム/Dr. Boom》は抜け目なく採用されている。

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相変わらず揺るぎないヒーローである。

《牙のドルイド/Druid of the Fang》などを中心としたビーストシナジーは不発に終わったが、

ついにその存在を盤石のものとしたミッドレンジ2コンボドルイドは《墓掘り人/Undertaker》nerf後のラダーの頂点に立つ。

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4マナ《手動操縦のシュレッダー/Piloted Shredder》、7マナ《ドクター・ブーム/Dr. Boom》はほぼ固定。

ランプドルイドなどを尻目にドルイドといえばミッドレンジということを確定させた瞬間であった。

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他と違いローグには新たなデッキが登場した。

《ティンカーの刃研ぎ油/Tinker's Sharpsword Oil》を採用したオイルローグである。

ミッドレンジデッキを遥かに上回る加速力を持ち、コントロールデッキをゲーム後半に瞬殺するこのデッキ、^F736193796868908F652D7CE6ADE1516135777F349F68A488A^pimgpsh_fullsize_distr

プレイングの難しさはあったもののliquid4月1週のパワーランキングで一位となるなどその実力を遺憾なく発揮した。

一世を風靡したミラクルローグはもう見なくなるも、ラダーの頂点に返り咲いた。

一時期ラダーのどん底にいた時代と比べると大違いである。BkN3uK9CEAA7UgW

なおオイルローグもハンターと同じようにこのあとの拡張でもとくに構成が変わらなかったデッキである。

 

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ウォリアーは素晴らしい援軍を手に入れた。

《シールドメイデン/Shieldmaiden》である。

彼女のお陰でますます盤石となったウォリコンは、

アグロ絶対殺すマンどころかオイルローグのメタとしてその怒りを存分に発揮していた。

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なにかのメタとしていちいちスポットライトが当たるヒーローである。^F12D76CB610E49D9DB802AAD7B16E3C3FD461592C7295059B8^pimgpsh_fullsize_distr

ここでも見かける《ドクター・ブーム/Dr. Boom》はさすがとしか言いようがない。

 

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新たなAoE《光爆弾/Lightbomb》の登場。

登場時の太鼓が印象的な《ヴォルジン/Vol'jin》、鬼門であった攻撃力4ミニオンを《シュリンクマイスター/Shrinkmeister》とのコンボで盗めるようになった《カバルの影の僧侶/Cabal Shadow Priest》など、

デッキ構築がある意味最も難しいヒーローとなった。

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地獄を這ってた時代と比べるとまあ出世したものである。

中国発のムーブメントもあった。

《ヴェレンに選ばれし者/Velen's Chosen》を入れ圧倒していく中国プリーストだ。

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《ギルブリン・ストーカー/Gilblin Stalker》が入っているセンスの良さを確認して欲しい。

余談だが筆者はこの「Chosen」のせいでしばらく朝鮮発のデッキだと勘違いしていた。

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代わりに地獄を這いはじめたのがこのヒーローである。

メカシナジーでアグロ型にチェンジしたシャーマンはそれなりに強かったのだがこのあとに紹介するデッキのせいで地味な存在に終わる。

《回転式ザップ・オ・マティック/Whirling Zap-o-matic》《バリバリ/Crackle》の登場でOTKができるようになったのはこの頃からである。

《ネプチュロン/Neptulon》というミニオンはよく知らない。

IHEARTHUの2015年1月第三週のメタリポートでも、残念なことに、人気度で言うとかなり低い状態ですなどと書かれている。ダビスタかウイニングポストをやっているようなコメントである。

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1月第5週では現在のLadderでは出会う機会が殆どありません。なんて書かれてしまっているが、まさかこれから1年以上にわたって出会う機会が殆どないとは誰も思わなかったことであろう。

わっはっは!

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このあとに紹介するデッキとはこのことである。

メカシナジーの権化メックメイジの登場は、《墓掘り人/Undertaker》nerf後の低価格デッキアグロとしてその筋の人に大受け。

爆発すればどのデッキにも勝てるポテンシャルを秘めたこのデッキは、アグロデッキに新たな波を起こした。

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《ケザンのミスティック/Kezan Mystic》が実装されたとはいえ、天敵であった《照明弾/Flare》入りハンターが少なくなったことからフリーズメイジも復活。

その強さはもう誰しもが認めるところであった。

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ついにやってきたパラディンの春。

《シールド・ミニロボ/Shielded Minibot》《兵役招集/Muster for Battle》のカードがやってきた。

ミッドレンジパラディンは今までの鬱憤を晴らすかのようにラダーに返り咲いた。

《兵站将校/Quartermaster》とのシナジーも抜群。

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ダウンロード

このあとの拡張でまさかあれほどまで強くなるとは誰も思っていなかった頃のお話である。

 

≪あとがき≫

naxxとGvGを振り返って、懐かしさもあり、あれ?これ内容あんまり変わってなくない?と思ったデッキもあり。

この時期にはほぼ全てのデッキの原型もしくは発展型が出来てきていたということなのだろう。

GvGになると各ヒーローがそれぞれレジェンドを目指せるくらいバランスが取れるようになってきた。

強いカードばかりになってしまうというきらいも確かにあったが、苦渋の決断と言えなくはないだろうか。

ちなみに今回13のデッキを紹介したが、そのうち9つに《ドクター・ブーム/Dr. Boom》が入っている。

これからもまた新しいデッキが開発されていくと思うが、こいつらのことを忘れないでいてやってほしい。

きっとまた彼らは微笑んでくれる……。

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やっぱり殺す。

 

参考文献

Hearthstone dojo

Hearthstone Read2Win

Hearthstone MANIAC WIKI

HearthPwn

HearthStone Top Deck

この記事を書いた人

demian
demian
著者紹介:でみあん
ネットゲームやコンシューマーゲームをメインに担当するフリーマンHERO。賞歴はない。Hearthstoneでも,特に何かを成し遂げたことはない。主に歴史物シミュレーションゲームが大好物だが、アクション,RPG,スポーツゲームまで,何でも食いつく好きな漫画家は冬目景。

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