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ハースストーン

煽りやBMに屈しない一流プレイヤーから学ぶメンタルヘルス対策とは

 

ハースストーン(以下、HS)には、多彩なエモート機能がありますよね。

正しい使い方をしている相手であれば健闘を称える気になりますが、悲しいことに、その6種類のエモートを駆使し、嫌がらせを与えてくるプレイヤーが後を絶ちません。

優勢で勝利目前であれば心穏やかにいられます。しかし、反対に劣勢で今にも負けそうな時、相手のエモートは日本語が持つ語彙の豊富さも相まって、とてもストレスフルな「煽り」に聞こえてしまいます。

Ashbringerを装備したパラディンに感謝されてイライラ、強化したハンマーを振り回すシャーマンに謝られてイライラ、挙句の果てにはインキーパーの「終わったよ」にもイライラする始末。

ここであなたは「スケルチすればいいじゃない」と言うかもしれませんね。

しかし、私達のストレスの要因は何もエモートばかりではありません。

相手のエモートを黙らしたところで、相手は不必要に遅延行為を行ったり、リーサルにも関わらず無駄に洗練された無駄な動きで止めを刺しにきます。

ランク戦やアリーナにはこういったBM(バッドマナー)が横行し、私達のような良プレイヤーの平穏な心はズタズタに踏みにじられているのが現状です。

しかし、考えてみてください。

一線で活躍している一流プレイヤー達はいちいちそんなことに腹を立てているのでしょうか? 頭に血を上らせながら自分のデッキを回しているのでしょうか?

答えはノーです。

どんなスポーツでもメンタルが強いプレイヤーが生き残るのと同じで、e-Sportsでも一歩上を目指すためにはメンタル面の強化とその対策が必要不可欠です。

では、そんな一流プレイヤー達は常日頃どのようなメンタルケアを行いながらHSに挑んでいるのでしょうか?

ここでは、HSプレイヤーとして一皮剥けるためのメンタルヘルス対策を紹介します。

 

ケース①「メタ認識」で自分と対話する

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A_sanオレにだってたまにはあるんだよ。うっかりして相手のシクレを剥がす順番を間違えることがね。そんなときに限って相手はまるで鬼の首を取ったように「しくじりましたな」を連呼するんだよな。ま、自分の対戦相手が一流だとつい嬉しくなって煽ってくる気持ちもわかるけどさ。で、そんなときだ。オレは自分にこう問いかけるんだ。「今、オレはアイツの煽りにムカついているのか?」って。で、オレは笑いながらこう答える。「いいや、ムカついてなんかないよ。ただアイツに正しいエモートの使い方を教えてあげたいだけさ」ってな。そう、言ってみればこれは自問自答だ。オレは頭に血が上ったときはいつもこうして声に出して自分と対話をすることで、いつもクールな自分を保っていられるんだよ。(Aさん:イギリス)

いくら一流プレイヤーとはいえミスは日常茶飯事。

しかしここで大事なのは、ミスをしたことに縛られ相手の言動にイライラするのではなく、平静をキープし次の一手に集中することです。

そこで効果的な方法として「メタ認知」と呼ばれるメンタルケア方法があります。

メタ認知とは「自分を俯瞰で見る」、つまり言い換えると「自分を客観視する」ということです。

あなたは、相手に煽られ、BMを繰り返されてイライラしているあなたを上から(メタ)の視点で観察し、把握(認知)することで、自分自身の感情をコントロールすることができるのです。

メタ認知の方法はさまざまです。Aさんのケースですと、声に出して自問自答がそれにあたりますね。ここでポイントなのが実際に声に出して自分と対話をすることです。心の状態を言語化し実際耳で捉えることで、より効果的なメタ認知を生み出している訳ですね。

人間はメタ認知を鍛えることが可能と言われています。感情を上手にコントロールできるように、普段から積極的にメタ認知を繰り返すことをオススメします。

 

ケース② 鏡を見て自分を取り戻す

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B_san私の場合は、鏡を見て気分を落ち着かせることにしているわ。敵のBMにイラっときたら、彼に買ってもらったジルスチュワートの手鏡で、すかさず自分の表情をチェックするの。そこに映る私が笑顔だったら、イライラなんて吹き飛んでるってサインよ。(Bさん:アメリカ)

「鏡を見る」という行為も、実は先述の「メタ認知」に他なりません。

感情は表情に出ると言われています。イライラした自分を鏡を使って認知することで、あなたは自分の感情を知ることができるのです。

「私、イライラしているなぁ」
「いけない、スマイルスマイル」
といった具合に、目の前のあなたに声をかけてあげるとより効果的かもしれませんね。

Bさんのように高価な鏡に頼る必要はありません。安物でも結構ですので、今からモニターの横に鏡を置いてみてはいかがでしょうか。

 

ケース③ 「アイコントロール」を取り入れる

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C_san君はアイコントロールという言葉を聞いたことがあるかい? 自らの視線をコントロールすることで目の前のプレイに集中する方法さ。具体的に言うと、自分の好きなポイントに目を向けることで気持ちを落ち着かせることなんだけど、僕の場合、PCスピーカーの上にあるキャロラインがそれさ。あぁ、キャロラインっていうのは僕の大事なアロエベラのことさ。熟考中、相手のエモートに邪魔されて集中力が切れそうな時、彼女の肉厚な葉を見るとひどく心が落ち着くんだ。(Cさん:フランス)

意識的にある一点を注視するという行為は、まわりのノイズをカットしてくれる作用があります。予め視線の置き場所を決めておけば、あなたはいつでも感情をリセットさせることができ、簡単に集中力を取り戻すことができるのです。

かのイチロー選手もとあるインタビューで次のように語っています。
「僕は球場ごとにいくつかのポイントを決めて、それを見ることで精神的なコントロールをしているんです」

 

ケース④ ストレスと友達になる

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D_san私も昔は直情型なプレイヤーのひとりでした。私はこれまで幾度となくBMer(バッドマナープレイヤー)と対戦し、その度にモニターの前で怒りを露わにしていました。そして何より、些細なことに苛立つ自分自身に一番腹が立っていたのです。そんなある日、自己嫌悪に陥っていた私に神は救いの手を差し伸べました。ストレスを味方につけるという発想を私に授けてくださったのです。それはまさに天啓でした。以降、ストレスをネガティブなものとして捉えなくなった私は……、これ以上は語らなくてもわかりますよね。それにしても、友人がいない理由でハースストーンを始めた私が、まさかそこで友人を得るなんて神も粋な計らいをしますね。(Dさん:フィリピン)

アメリカの心理学者ケリー・マクゴニガルさんの有名なTEDトークに「ストレスと友達になる方法」があります。

彼女はトーク内でこのように言っています。

ストレスに対する考え方を変える事でより健康になれるのかという疑問でしたが、科学はイエスと答えています。ストレスに対する考えを変えたら、ストレスに対する体の反応を変えることができるのです。

(中略)

例えば、高鳴る鼓動は行動に備えて準備をしていて、呼吸が速くなっても全く問題ではなく、脳により多くの酸素を 送り込んでいると教えたのです。このように、ストレス反応は能力を発揮できるように助けていると捉える様になった参加者は、ストレスや不安が少なく、もっと自信を持てるようになりました。

彼女がここで提唱しているのは、ストレスから受ける心身的変化を不安感の表れだとマイナス思考に捉えるのではなくて、この反応をストレスに立ち向かう準備をしているのだとプラス思考に転換することが重要だということです。

ストレスに対する考え方を少し変えることで、あなたはストレスフリーなHSライフを送ることができるかもしれません。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

ツイッターで不満を爆発させるのも立派なメンタルケアです。しかし、真に健やかなHSライフを送るためには、まず自身を見つめなおすところにそのヒントが隠されている気がしませんか?

 

-ハースストーン